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登別温泉 はなや

日帰り温泉ランキングで登別温泉断トツ一位のはなやさんへ。
お湯も素晴らしいし、清潔。
そして貸切状態

登別温泉 京庵 (蕎麦)

二度目。とにかく二色の手打板蕎麦もうまいし、天麩羅がすごい。揚げたてを順に持ってくる。ウド、野生っぽいネギ、コゴミ、海老二尾。これで1300円とはCP高過ぎ!また是非行きたい。

地球岬

快晴。絶景。海は深く青い

炭火焼 ジンギスカン ポッケ

塩ジンギスカン他、最高グレード!
さすが札幌。

函館 開陽亭 すすきの店

何度来たって★5つ

『黒と青』 イアン・ランキン

イアン・ランキン『黒と青』2012.5.13読了 ★★★★▲
1997年度英国CWA賞ゴールドダガー賞受賞作。
原題も『BLACK AND BLUE』。前作『Let it bleed』に引き続いて、またもThe Rolling Stonesのアルバムタイトルから取っている。作中でも、ストーンズに限らずRock Musicのタイトルやフレーズが引用として頻繁に出てくる。

主人公は、スコットランド・エジンバラ市の警察に勤めるジョン・リーバス警部。
名高いこの本を早く読みたいのを、いや待て待て、デビュー作から順番に読んだ方がいいはず、とじっと我慢して先に出た3作品を先に読んできて本当に良かった。(と言っても文庫化されているのがこの本含めて4作なので間は抜けている) リーバスの人格とその背後に潜む暗闇を良く理解できていたからだ。外に不屈でありながら内では痛みきっている彼のことを真に理解し愛そうと思うなら、どうしてもそれが必要だ。

今作は、エディンバラに留まらずグラスゴーからアバディーン、さらにはシェットランドとスコットランド中が舞台となる。リーバスは事件を追い、まさに飛び回る。
北海の石油プラットフォームで働く孤独な男の変死体が発見され、リーバスが現場に呼ばれるところから全てが始まる。別の差し迫った理由もあるのだが、その事件の背景を探るべくリーバスはアバディーンへ赴く。調べるうちに、北海の石油産業が抱える環境破壊問題がこの殺人の裏に隠されていることが分かってくる。
一方、奇しくも、1960年代後半に起きた未解決連続殺人事件を真似ていると思われる、現在進行形で続いている連続殺人の最初の犯行が行われたのもアバディーンであった。リーバスは、もともとこの事件の解決にに取り憑かれており、無理を承知で同時並行でそのことも探っていこうとする。

いつも以上にリーバスを取り巻く環境は厳しい。精神的に何重にも彼を追い詰めるための「拷問」が用意されている。だがもちろん彼は不屈だ。不屈っぷりが痛くて、途中はページを捲るのが怖いという時もあった。
そんな中、なんと後半リーバスは禁酒禁煙に挑戦している。それまでとにかく酒は常時飲みっぱなし、煙は吹かしっ放しだったというのに。ストレスをそれで紛らわすことの駄目さ加減に気づいてしまうのだ。平時以上に追い詰められた状況でそんなことにトライするなんて。(両方止められない私にとっては、友が去っていくようで不安。継続しないことを祈ろう)

ジルが戻ってくる。(戻ってくる雰囲気)
ジャック・モートンがとてもいい味になってリーバスのところへ戻ってくる。(そう言えば、あのジャックまでもが禁酒している)

イアン・ランキンの小説には拳銃が登場しない。麻薬問題はアメリカ同様に深刻のようだが、やはりその点は犯罪環境が違うのだろう。

起承転結、つまりはすっきりした結末、Happy End、といったことを求める人にはLastが少し気にいらないかもしれない。と言うより、そもそもイアン・ランキンが合わないかもしれない。

黒と青 上 黒と青 下

LADY GAGA inさいたまスーパーアリーナ

2012.5.10
もう最高にクレイジーでファンタスティックだった。参加できて本当にhappyだった。

『運命の日』 デニス・ルヘイン

デニス・ルヘイン『運命の日』2012.5.6読了 ★★★★▲
2008年度「週刊文春ミステリーベスト10」5位、2009年度「このミステリーがすごい!」3位。であるが、ミステリー小説では全くない。大河ドラマ、歴史小説である。ルヘインの素晴らしい新境地。
文句のつけようがなかった。重厚で、熱い感動を経験できる。ひとつ前に読んだ本があまりにもひどかったので、2作続けて失敗したくないと迷いに迷った末にこの本を選んで良かった。

舞台はいつも通りボストン。アメリカも参戦した第一次世界大戦が勝利での終結間近という1918年9月から話は始まる。この月、世界で5000万人が死んだと言われる“スペイン風邪”(新型インフルエンザ)がアメリカでも爆発的な大流行を見せ始め、多くの患者と死者が出る。(アメリカ全土で50万人以上の死者が出たらしい)
それから全米で禁酒法が施行される1920年1月までの約1年半の間のボストンの物語である。
この間この街は常に騒然としていたが、1919年9月の市警のストライキと、同時に全市で引き起こされた大暴動で怒りと混乱は頂点に達する。
また同時期、のちに“バンビーノの呪い”と言われる、ベーブ・ルースのBoston Red SoxからNY Yankeesへのトレードが行われている。
こうした歴史的事実を背景に、一つの家族が否応なく巻き込まれた運命の厳しさや激しい愛憎劇を冷静でリベラルな筆致で描ききっている。

ボストン市警の大物警部の長男として生まれ、プリンスと目されているアイルランド系ダニー・コグリンとオクラホマ州タルサで巻き込まれたギャング殺人事件から逃亡してきた黒人ルーサーの人生が交互に描かれ、中盤から完全に交差する。ちなみに、ベーブ・ルースも時々一人称で登場する。
歴史的事実は曲げられていないので勿論待ち受ける運命は過酷でもあるのだが、「最後の1行で砂を噛ませることの得意な」いつものルヘインよりは結末はいくぶん優しく、ハッピーエンドの好きな読者でも70%くらいは受け容れることができるのではないだろうか。
ダニーの生き方にとても共感してしまうのは、タフであることと公平であることを両立しているからだと思う。この公平さは、私に、ロバート・マキャモン作『少年時代』の主人公コーリー少年の父親(牛乳配達をしていた)を思い出させた。もちろん特に人種問題のことである。

運命の日 上 運命の日 下

「職人芸とは―かつてコーネリアスおじが教えてくれた―労働と愛が結び付いたときに生じるものを、ただ聞こえよく言ったにすぎない」

「イエス、スー」

「ただ、結局彼も男だったということだ。欲しいと思っているものが、必要だと分かっているものと矛盾するときに、男がどれほどのしくじりをしでかすか、ルーサーは誰よりもよく知っていた」

柴又帝釈天

帝釈天、草団子、川千屋の鰻重

ひなげしパーク

牛島
ひなげし ちょっとエロチックな花

牛島の藤

牛島の藤 藤花園 春日部市
樹齢1200年の日本最古の古木。特別天然記念物。
見事としか言いようがない。花房の大きさが歴史を物語る。
晴天。

鬼山間

金さえ出せば手に入る十四代とか田酒などと違って、現時点でリアルに入手最困難酒三本柱(北の勝 生絞り&雪中梅 吟醸とともに)のうちの山間の本醸バージョン鬼山間GET!おにやんま。
口の中で思い切り膨らむ。美味い!
肴は中トロ。アルコール度数は20度。


『黒い氷』 オーサ・ラーソン

オーサ・ラーソン『黒い氷』2012.5.1読了 ★☆☆☆☆
本当はコメントしたくない。
★1つではなく、▲1つにしたかったくらいである。
シリーズ3作目で、全6作の予定だということだが、もう私がこの先を読むことはない。
560ページ、それでも読み切った自分の我慢強さを褒めたいと思う。

一人称がコロコロ入れ替わること、その各々において過去と未来が行ったり来たりすること、という特徴は前2作にも見られたが、今回はその頻度が高すぎて一本のストーリーとして集中できない。その上、そこで出てくるエピソードがどれもこれも「耳元でガラスとか黒板を金属でこすられるような」不快なことばかりである。また、どの登場人物の感性、性格も好きになれない。誰も彼も「生まれ」や「育ち」についてのトラウマが前面に押し出され、作者によっていくばくか異常性が正当化される。
私にとって決定的に受け付けないのは、最終段階である。オカルトの要素と荒唐無稽の活劇が入り混じる。文字にすると余計にバカバカしい。オカルトと活劇。入り混じる。ふっ。

読者が前2作を読んでいること、を前提に書かれている小説である。この本から手に取った人は、分からないことだらけのままで最終行に至ってしまうことだろう。

黒い氷


『血の流れるままに』 イアン・ランキン

イアン・ランキン『血の流れるままに』2012.4.27読了済 ★★★★☆
スコットランドのエジンバラを舞台として孤高の男リーバス警部が活躍するシリーズ3作目。

原題も『Let it bleed』。The Rolling Stonesが1969年に発表した同名のアルバム(同名曲もアルバムに収録あり)からダイレクトに取られている。序文にて、作者がストーンズとこのアルバムに対する愛とリスペクトを語っている。
作中でリーバスが語る。「一杯飲んだあと、ローリング・ストーンズを聴くのが好きだ。女や恋愛、同僚は出会いと別れを繰り返すが、ローリング・ストーンズだけはいつもそばにいる。アルバムをかけて、寝る前の一杯を注いだ。多芸なキースの疲れを知らぬリフからアルバムが始まった。おれには何もないけれど、これがある。」

これまでに読んだリーバス警部シリーズではまだキャラクターが固まっていなかったのだということが、この本を読んでよく分かった。前2作ではリーバスはRock好きですらなかった。
今作では軸がぶれない。おそらくこの辺りからキャラクターが完全に出来上がったのだろう。
独りよがりの正義感。権力や体制と正面から衝突する、衝突したがる。アルコールに依存。疲れ果てていても決して長い時間睡眠できない。家族とも愛する人ともうまく折り合えない、妥協できない。ゆえにいつも最後は一人ぼっちになる。
こう考えると、軸が固まるにつれて、マイクル・コナリーのハリー・ヒエロニムス・ボッシュにキャラクターが似てきたような気がする。あるいはヘニング・マンケルのクルト・ヴァランダーにも。
男は不眠症でなければならない。そういうことか。

本作は、悪党どものスケールも大きく最後まで息が抜けない。今後のリーバスがますます楽しみである。

血の流れるままに

佐野ラーメン 田村屋

佐野ラーメン1、2の人気店という田村屋。11時開店と同時に満席、長蛇の行列。
美味い!!青竹手打ちの麺しこしこ。スープもチャーシューも絶品。さすが。

ふじのはな物語

あしかがフラワーパーク
藤、藤、藤、新緑、ツツジ、ハナミズキ。いい香り。

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竜化の滝、布滝

マイナスイオンだ

支那そば 正月屋

郡山ラーメン有名店。
塩そば、これは本当にめちゃくちゃ美味い!透明スープ、ほんのりエビ味

夏井千本桜

本当にきれい。遠くに鯉のぼり
(^-^)/

猪苗代湖畔

静かな春の湖面。土筆。

鶴ヶ城

桜満開。散り始め。息を飲むような絶景。会津士魂

牛乳屋食堂

会津芦ノ牧温泉駅すぐそばの超有名店、牛乳屋食堂。トータル一時間待ち。中太麺、ベーシックなスープとても美味しい。プラス半ソースカツ丼。

キリンDRY&キリン ゴールデンビター

バブルの頃から本棚に飾っている、ドライ戦争の敗者たち。未開封。

ジャンクガレッジ まぜそば 全部のせ

イオン フードコート内。
ジャンクの極み。ベビースターラーメンまで乗っている。
混ぜながら、果たして人間が食べるべきものかな、とも思ったりもしたが、ソルジェニーツィン読んだ後だし、つべこべ言うのは止めようと箸を持った。
不思議な味。だけど不味くはない。
でも食べ切れず。とにかく量がおおすぎる。これが並なら中盛りや大盛りってどんだけ?

『イワン・デニーソヴィチの一日』 ソルジェニーツィン

ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』2012.4.22読了 ★★★★☆
結局は、読書生活は続く。

この本は、1970年にノーベル文学賞を受賞した作者の処女出版作品。1962年に発表されたようだ。ソ連邦の歴史を考えた時に、フルシチョフが失脚するのが1964年であるから、まさにそのタイミングであったからなんとか世に送り出せたと言えるだろう。もしもその機会を失っていたら、日の目を見るのはゴルバチョフのグラスノスチまで待たなければならなかったかもしれない。

1940年代後半の、スターリン時代末期の政治犯収容所(ラーゲル)における一日だけを切り取った中編である。主人公のイワン・デニーソヴィチは、第二次世界大戦でドイツ軍の捕虜となったが脱走し、友軍にうまく再合流するのだが、理不尽にもスパイと決めつけられて有罪判決を受け刑に服している。全くの冤罪である。政治犯と言いながら彼には政治的な信念さえないのだ。ドイツ軍に捕まった上に生きて還ったというだけで許されないことなのだ。
と、そんなことを言っても仕方ない。当時のほとんどの受刑者が似たようなものであった訳だし、そもそも政治犯という概念自体がおかしいのだから。

氷点下20度なら楽だ、とされる極寒の1月。肌を引き裂くほどの冷たい風。課せられる過酷な重労働。劣悪な衣食住の環境。監視する側の腐敗とサディズム。おまけに自分はここに入れられた理由に心当たりさえないのだ。
しかしシューホフ(イワン・デニーソヴィチのこと)は、それでもしぶとく生きている。ちっとも暗くない。他の受刑者たちを冷静に観察しながら、自分だけは我を忘れずに、運命をことさらに恨んで精神を消耗させることを避け、ただ耐え抜き、そして生き抜いている。
そんな、夜明け前から就寝までの一日のラーゲルの風景。不条理に囲まれた中で、人間の尊厳とは何かを問う。

改めて書くまでもないが、ソルジェニーツィンも1945年から8年間ラーゲルに入れられていた。

イワン・デニーソヴィチの一日

野に花

外を走ると、いたるところで野草がしぶとく花を咲かせてる。春本番。

セザンヌ-パリとプロヴァンス

六本木新国立美術館 セザンヌ-パリとプロヴァンス展
チケットにも「100%セザンヌ」と謳ってある通りに、セザンヌ以外のものは1点も出品されていない潔い回顧展。1999年に横浜美術館で開催されたセザンヌ回顧展とほぼ同規模で重なっている絵も多かったが、ごく初期の、のちのセザンヌとはまったく筆致の異なるいくつかの大型の絵(もとは壁画)は初見で、これらを見れたのは嬉しかった。やはり彼こそ現代絵画の父だと再確認。

セザンヌ

『リスボンへの夜行列車』 パスカル・メルシエ

パスカル・メルシエ『リスボンへの夜行列車』2012.4.20読了 ★★★★★
長い旅だった。
丸二週間、息が苦しくなるほど美しい言葉に包まれてリスボン中を旅した。素晴らしい体験ができた。

この本に出会えてよかった。目的もなく書店の本棚を眺めていてタイトルに惹かれて手に取った偶然。考えてみれば、それは本書の主人公グレオリウスがアマデウ・デ・プラドに出会ったのと同じだ。やはりアマゾンだけでは世界は広がらないんだ。

スイス人哲学者による「哲学小説」。数行読むたびに自分の中で思索が始まる。だから読むのに時間がかかる。
「生と死」「他者と自己」「神の誤謬」「時間 今と過去、未来」「肉体の苦痛」「執着心」「友」「正義」「レジスタンス」「父と子」「母と子」。
たとえばサルトルやカミュやドストエフスキーを読んだり、上に書いたような要素と正面に向き合って悩み当時の友人たちと激しく議論しあったりしたのは自分が十代半ばの時だった。それに、『嘔吐』のアントワーヌ・ロカンタンも『罪と罰』のラスコーリニコフも若者だ。
グレゴリウスは50代も後半のくたびれた中年男だ。彼がリスボンで出会う人々の多くは、老人だ。だからこそ、50歳を越えた今の私にはとてつもなく意義が深い。自分と厳しく向き合うという行為は、若者だけの特権でも義務でもない。それを思い知らされた。

グレゴリウスは、ベルンの学校(ギムナジウム)で古典文献学を教える教師。ギリシア語、ラテン語、ヘブライ語に精通し、また聖書や古典に対する深い知識から、皆に「ムンドゥス(世界)」と敬意を込めた異名で呼ばれる男である。一方で嫉妬から「パピルス」とも仇名されている。時間に厳格。ずいぶん前に離婚をして現在は一人暮らしをしている。まさに学究の徒である。
その朝は土砂降りだった。いつもの時刻にいつもの道を通って学校へ向かっていた彼は、橋の欄干から身を乗り出す女性を発見する。飛び降りるつもりだ、と直感した彼は助けに走る。
その女が発した言葉、「ポルトゥゲーシュ(ポルトガル語)」、ただそれだけが彼の全てを変えた。女はすぐに立ち去ってしまうのだが、彼にはその言葉が深く突き刺さったままだった。熱病にかかったかのように彼はポルトゥゲーシュを求めてベルンを歩く。そしてついに本屋で、ポルトゥゲーシュで書かれた一冊の本と出合うのだった。リスボンの医者アマデウ・デ・プラドの書いた本だった。

グレゴリウスは、すべてを投げ捨てて計画もないままにリスボン行きの夜行列車に乗る。
そして、行き当たりばったりにプラドの生きた道を辿っていく。しかしそれはグレオリウスによる自分自身を探す旅でもあった。

最後の一行まで美しい小説。あと数日余韻に浸るために新しい本を手に取るのは止めようかな。

リスボンへの夜行列車

「我らの人生は 死である海へと 向かう川だ ホルヘ・マンリケ」

「今朝から、人生においてなにか別のことをしてみたいという気持ちなんです。もうあなたがたのムンドゥスではいたくないと感じています。新たなものとはなんなのかは、わかりません。でも猶予はならないんです。ほんの少しも。私の時間は過ぎ去っていこうとしています。もうあまり長くは残っていないかもしれないんです」

「独裁性が事実ならば、革命は義務である」

「私はこの外見、この雰囲気どおりの男であったことはない、と私は思った」

「お前は自分のことを重要視しすぎているな」

「もういちど人生のあの時点に立って、現在の私を私たらしめた道のりとはまったく違う方向へ向かいたいという望み-夢のようにはかない、悲壮な望み-私の背後にある時間を戻す旅に出たい、けれど同時に私自身を-過去の出来事によって形作られたいまの私という人間を-その旅に連れていきたいという、なんとも不条理な望み」

「虚栄はひとつの埋もれた愚鈍の形ですよ」

「葬儀は周りがすることです。死者自身はなんの関係もない」

「ガレー船の奴隷は鎖につながれていました。ですが、自由に考えることはできました」

「目が覚めて、突然悟ったんだ。このピアノにふさわしい演奏ができるようになるなんて、この人生ではもうどうあがいても無理なんだって」

「人を不幸にするのは
 人生を完成させ、全きものにするための経験をすることは、この先ももう無理なんだと知ることだ」

「忠誠心をはぐくむもの
 相手への恩義、発展に向かう共通の歩み、分かち合う苦悩、分かち合う喜び、死すべき者どおしの連帯感、共通の価値観、外界に対する共通の闘い、共通の長所と短所、共通する相手との距離感、共通の趣味、共通の憎しみ、分かち合う秘密、分かち合う空想と夢、分かち合う感動、分かち合うユーモア、分かち合う英雄、共に下した決断、共通の成功と失敗および勝利と敗北、分かち合う失望、共通の過ち」
「このリストには「愛」が載っていませんね、とグレゴリウスは言った。」

「母は疲れた目でこちらを見ていた。もう一度海を見ることさえできたらねえ。でも、そんなお金はないものね。」

ゆっくりゆっくり

今読んでいる本について。まさにこのタイミングで出会えたことは啓示なのだと思っている。だからゆっくりゆっくり、一行一行を噛み締めながら、自分自身と語り合いながら読んでいる。
哲学者が書いた小説。
約十日かけてまだ二百頁に至らず。
素晴らしい体験。

敷島のやまとごころ

遅れていた桜が一気に咲いた。
日本晴。
ベビーカステラの甘い匂いや、たこ焼きやトウモロコシ焼の醤油が焦げる和風な香りやらいろんなものが混じりあった風。

Appendix

プロフィール

武田圭三

Author:武田圭三
Keep on Rock!

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